もう、ダメだ。



思わずその場から飛び出した。



このまま家に帰ったら、親に心配される。



かと言って、行くあてもない。



ふと目に付いた公園のベンチに腰を下ろす。



そして、そのまま横になった。



体の限界だった。



まだ完全に治ったわけじゃないのに、走った罰だ。



そして、

みんなに…

那音に、病気のことを黙ってた罰なんだ。