そして、私はそこで、ドクドクと鳴っていた胸を落ち着かせた。 バレた? いや、まだ大丈夫。 きっと、バレてない。 この病気は、私だけのもの。 だから──── 絶対に、那音や舞に気づかれるわけにはいかない。