空っぽだった

渇ききった心に

ひと雫のオアシス



キミに出会った



惰性で生きてた

からっからのハートに

こぼれ落ちた



みなぎる

青々とした茎を伸ばし

息づいた



震える手で

曲がりなりにも

この手で育てた

愛情



胸を掴まれる思いで

必ず押し寄せて来る不安と

忍び寄る邪神

必ずやって来る痛み

溢れ出す涙



そんなたくさんの

思いを抱えながら



それでも

このときめきと

懸命に愛した気持ちは

永遠に変わらない



弱虫だった背中は

真夏の太陽から

オアシスを守り抜いた



この情熱をもって

今夏は終わりにしよう

そして

次の季節へと送り出そう



キミの温もりが恋しくなる



彼岸花が咲けば

きっと

もっとキミが恋しくなる



Affection

オレの夏が終わる



これがオレの全て




愛情から



また

秋風吹く頃に……