夏の青い空

全く雲一つなかった

返って怖く感じた


まだ入道雲や

それが発達して積乱雲が

空に広がったり

浮かんだりしてる方が

納得できる


何もないことが

一番怖い


まるで

キミがいなくなるようで

怖かった


今日の空のように

何もないなんて

何も言わずに

どこかへ行ってしまわないで


一つでもいい

何か空に浮かべて

オレに

存在をアピールしてほしい


オレに

分かるように

近くにいてほしい


雲一つない青い空は

好きだけど

一人で見上げるのは嫌だ


キミがいるから

キミと見上げるから

好きなんだ


オレの心を

何もないなんて

そんな風にはしないで?


キミがいないと

途端に

オレの心を

雪の女王が支配する


ツバメのさえずりも

蝉の声も

消えてしまう


肌は焼けるのに

心は凍る


オレの心を異常気象にしないで


キミがいるから

キミと一緒だから

夏の空は爽快なんだ