「あの…ほんとにごめんなさい。私の不注意で…その、謝ってすむ話じゃないのはわかるのですが…でも、私には謝るくらいしか…」

すると、金髪銀髪コンビはニヤニヤしながら私を上から下まで舐めるように見てきた。

な、何…。
もうヤダ…怖い。


「他にも良い方法あるんだけどなぁー」

「そうそう、例えば…体で償ってもらうとか」

ゾッとして、一気に震えが走る。


…っ、どうにかして逃げなきゃ。

二人を振り切り走り出そうとするも、すぐに腕を捕まれてしまう。

「痛っ…!」

「姉ちゃん何逃げようとしてんのー?」

「大人しくしてれば悪いようにはしないからさ、ね?」

「ほら早くこっち来いよ」

「い、嫌っ!離して…!」

目一杯の力を込めて腕を振り払おうとするも、びくともしない。

ダメだ…やっぱ男の力には勝てない。

どうしよう…。


今にも泣き出しそうになっていると、次の瞬間思いもよらないことが起きた。