とにかく桃子の唇がカサカサだったであろうことをひたすらに願った。
お願いだからおいしくない唇であってくれ!なんて、意味不明なことを。


だけど、

「おっはよーございまーすっ♪」

今日もルンルン絶好調!ぶりっこ全開で現れた桃子の唇はいつも以上にプルップルのツヤッツヤで。


美味しそう…。


女の私ですら、そう思わずにはいられないほどに、キラッキラしていた。