その日家に帰ると水田くんはいなかった。 私も悪いよね。 なんか、罪悪感で眠れない…。 布団に寝転び水田くんがいつも寝ている場所を見つめる。 きっとすぐ帰って来るよね? あんな冷たい奴でも居ないと少し寂しいな…。 家に帰って話す相手がいるって当たり前じゃない。 って何考えてるんだろ。 月明かりに照らされた暗い部屋は私をどんどんマイナス思考にさせる。 そんな頭を振って布団にもぐり目を閉じた。