「水田くん何だった?」

「えっと、その…か、鍵落としてたみたいで届けてくれたみたい。」

「ふーん…なんだそっか、そういう事。
てっきり一緒に暮らしてるのかと思っちゃった。」


え…………。


「そんなわけないじゃん!私男の子苦手だしそんなの無理だよ。」

「そうだよね。私の考えすぎみたい。」


そう言って凛ちゃんは笑い始めた。

一瞬バレたかと思ったよ。

凛ちゃんの感恐るべし。

バレずに済んだことに胸を撫で下ろした。