「どうしよう…。」


朝から涼太くんと登校できたことが幸せすぎて何も考えずに涼太くんと別れて教室まで来たものの…

初めての学校、話す子も居なくて人見知り発動中。

風邪で1週間休んでたうちにだいたいグループができてて余計に話しにくい。

隣の男の子は寝てるし…

周りに1人の子居ないし…

どうしよう、人生最大のピンチかも。


「まーな!おっはよ!」


焦りを感じた私の肩を誰かがポンと叩く。

いきなりの事にビックリした私が後ろを振り返ると、そこには中学から同じだった永田凛ちゃん。