そして私、鈴川雪(すずかわゆき)


依里とは小学校からの仲で、高校まで一緒。



依里のダメ男の引きの強さは、もはや才能とでもいうしか・・・



一通り泣き終わったあとは、

今度は前彼氏となるであろうサトシへの怒りかな。



「本っ当に許せない!!

昨日放課後デートする約束だったのに、ドタキャンされたと思ったら、他校の女の子といるの見ちゃってさ!!」



「次はいい人が来るよ、きっと」



「もう私は雪だけでいいっ!!男なんか知らん!!」




このセリフも数十回目

はいはい、と受け流して、緑茶のパックにストローを差す。


そのセリフを何回も聞いて、結局はリア充になるのが、最後のオチ