ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私と同い年くらいの子たちとすれ違う あぁ,この制服…… 私が行くはずだった学校の制服だ まあもう一生行くことはないけど…… 振り返れば楽しそうに笑っている子たちがいる それを羨ましく思い,恨めしくも思う そんな思いを胸に学校とは反対側の病院へ向かう 角の花屋を通りすぎ,商店街を抜ければ着く 不安がっているのを隠そうとして喋り続ける母と一緒に……