「優ちゃん、ファンクラブでもあるの?これ」



「あるらしいよ」




本当にあった!!!
まじか……凄いな。




「よーし。こうしちゃいられない!あたしも土曜日応援しに来なくちゃ」



「え、まじで?」




だから、優ちゃん。ね?

分かってるよね?




「私、そこまでバスケ部に興味ないんだけど〜」




そりゃそうだ。


隠してたけど、なんてったって優ちゃんには優しい優しい彼氏さんがいるんだから!


クラスは違えど、結構ラブラブなんだよ優ちゃんたち。


この優ちゃんが、ドっぷりハマってる感じがまた面白いよね。




「ね、優ちゃん!お願い!午前中だけでいいから」



「当たり前だろ」



「……」




ワンチャン午後もいてくれるかなって期待したけど無理みたい。