私にとって、誕生日が特別って

感覚は無いから

普通の日だった。

普通に学校行って、普通に授業。

放課後

トウリに半ば無理やり拉致られた。

トウリだし、何もしないと思って

受け入れてついて行こうと思った

私の心がそう思った感覚も

覚えている。

いつの間にか心を許せる存在になっていたのかもしれない。

少なくとも、唯一信じられる人に

なっていたのは確実だった。