「お母さん…今年、花火大会行ってもいいかな…?」
「どうして…?誰と行くの?」
夕食の準備の途中お母さんに言ってみるも相変わらずすぐにはYESとは言ってくれないらしい。
「友達に誘われて…」
お母さんにダメって言われそうだな…。
そんな弱気な気持ちで聞いてないふりをしながらテレビを見ている弟とお父さんを見てこちらも相変わらず助けてくれなさそうで、諦めかけていた。
「そう…。待ち合わせ場所は?どこか決めてるの?」
けど、以外にも前向きな返事に私は目を見開いた。
「対会場前の橋に5時待ち合わせ…。」
期待を見え隠れさせながら返事を待つ。
お母さんはこちらに背を向けている感じで料理しているから顔はわかんないけど…、声からすこし期待してもいいことが分かる。
「今年は、お母さん花火大会の日、仕事休もらったからそこまで車で送っていく。」
やっぱり…!初めて承諾してくれた!!
でも…なんで…?
そんな私の心の声を読んだようにお母さんは続ける。
「咲耶も、友達と久しぶりの花火楽しんで来なさい…でも、帰りは必ず電話して迎えを待つこと…あと、もう二度と事故には合わないこと。いい?」
そう言ってお母さんは1度も私に顔を見せずに夕食の準備を進めていた。
もう二度と事故には合わないことー。
"もう二度と"
その言葉がやけに突っかかる私は2年前に友達との花火大会に行く途中に車にぶつかって交通事故を起こしていたらしい。
けど、幸いなことに傷は軽傷ですぐに意識も戻したってお母さんから聞いている。
けど…、事故のあったその日からお母さんは絶対私を花火大会には行かせようとはしなかった。
なのに今年はどういうことか久しぶりに花火大会に行くことが許され無事に市村君と花火を見に行くことに決まったのだった。
「どうして…?誰と行くの?」
夕食の準備の途中お母さんに言ってみるも相変わらずすぐにはYESとは言ってくれないらしい。
「友達に誘われて…」
お母さんにダメって言われそうだな…。
そんな弱気な気持ちで聞いてないふりをしながらテレビを見ている弟とお父さんを見てこちらも相変わらず助けてくれなさそうで、諦めかけていた。
「そう…。待ち合わせ場所は?どこか決めてるの?」
けど、以外にも前向きな返事に私は目を見開いた。
「対会場前の橋に5時待ち合わせ…。」
期待を見え隠れさせながら返事を待つ。
お母さんはこちらに背を向けている感じで料理しているから顔はわかんないけど…、声からすこし期待してもいいことが分かる。
「今年は、お母さん花火大会の日、仕事休もらったからそこまで車で送っていく。」
やっぱり…!初めて承諾してくれた!!
でも…なんで…?
そんな私の心の声を読んだようにお母さんは続ける。
「咲耶も、友達と久しぶりの花火楽しんで来なさい…でも、帰りは必ず電話して迎えを待つこと…あと、もう二度と事故には合わないこと。いい?」
そう言ってお母さんは1度も私に顔を見せずに夕食の準備を進めていた。
もう二度と事故には合わないことー。
"もう二度と"
その言葉がやけに突っかかる私は2年前に友達との花火大会に行く途中に車にぶつかって交通事故を起こしていたらしい。
けど、幸いなことに傷は軽傷ですぐに意識も戻したってお母さんから聞いている。
けど…、事故のあったその日からお母さんは絶対私を花火大会には行かせようとはしなかった。
なのに今年はどういうことか久しぶりに花火大会に行くことが許され無事に市村君と花火を見に行くことに決まったのだった。