それからはそれはもう楽しい楽しい毎日。

ー1日目ー

りょうた「春川さん、今日からよろしくね。」

ゆき「はい。よろしくお願いします。」

りょうた「もしよかったら、一緒に昼ごはん食べながらやらない?」

ゆき「え、あ、でもお友達と食べなくていいんですか?」

りょうた「いいの、いいの。それに食べながらの方が時間多く使えるし!ね!」

ゆき「あ、じゃあ、お言葉に甘えて…」

りょうた「うん、改めましてよろしくお願いします。」

ゆき「あ、よろしくお願いします。」

よっしゃあー‼
これで一緒にお昼ご飯権ゲット!
実はただ一緒に食べたいだけなんだけど(照)


ー30日目ー

りょうた「うん、ここはこうやってこうしたら解けるよ。」

ゆき「ほんとだ!やっぱり佐川くんはすごいですね。」

りょうた「そんな事ないよ(照)…あのさ、もう俺たち長いことしゃべってるじゃん?
そろそろ敬語じゃなくていいよ。」

ゆき「え!」

りょうた「タメ口でいいよ。あとさ、もしよかったらなんだけど名前で呼ばない?よければゆきちゃんって呼んでもいいかな?」

ゆき「あ、はい。あ…うん。自由に」

りょうた「よかった。俺も自由に呼んでいいよ」

ゆき「…じゃあ、りょうた君って呼びます……あ、呼ぶね。」

りょうた「うん。」

よっしゃあー!
とうとう敬語からの卒業(泣)
そして、名前呼びの入学おめでとう!


ーもうすぐ夏突入ー

りょうた「そういえばさ、ゆきちゃんってなんでこの大学入ったの?」

ゆき「…あぁ…翻訳家さんになりたくて…」

りょうた「そうなんだ!へぇー!」

ゆき「りょうた君は?」

りょうた「俺はこれっていう夢はまだないんだ。とにかくいろんな国に行ってみたくてさ。高校卒業してからでもよかったんだけとかあさんが大学は行け!って言われてさ。この大学なら言葉も文化も学べるからさ。」

ゆき「そうなんだ。目がキラキラしてるね。でも、それも立派な夢だと思うよ。」

りょうた「ありがとう。実は夏休みにイギリスにいく予定なんだ。だから、バイトガンガン入れてるんだ。」

ゆき「だから、最近疲れた顔してたんだね。」

りょうた「…バレてた(笑)」

ゆき「あまり無理しないでね。」

りょうた「ありがとう。」

よっしゃあー!
互いの夢を語る=距離縮まる
そして、なにより心配してくれた!!
あぁ…幸せだ!


とまあ、そんな日々が続いてたのでした(照)