「メッチャ美味しい!!」

お昼のパスタもお弁当も……お好み焼きも、みんな美味しかったけど…

「材料買いに行こう。ビーフカレーだからね!」

「ちょっとだけ辛めにしてね。」

「半熟卵をのっけてよ。」って……

オレの好きな味付けにして…オレの大好きな材料で……

オレの目の前で作ってくれた今夜のご飯は…最高に美味しい!!

向かい合って………

「美味しい?」

「うん!メチャクチャ。」なんて会話が……幸せを感じる。

朝はあんなに厄介だと思った兄貴の電話が………

今思うと幸せをもたらす天使に思えるから…………重症だよなぁ~

植物園に行ってたら………この時間は無かったんだもんな。

唯ちゃんがここに来たかったことだって知らなくて………

兄貴に逢うことだってなかったんだ。

いつかこんなチャンスは………あったかもしれないけど………

もっともっと先だった可能性が高い。

せっかく、もう少しでくる夏休みを………

この家で……二人でゆっくり過ごしてないはずだよ………。

これで、夏休みが楽しみになってきた。

片付けを終えて………

今夜はお父さんの職場の人が来てるって言うから……

今後の印象を良くする意味を込めて………

名残惜しいけど……まだ日の明るい内に送って行くことにした。