妙に静かな夜だった 天窓から差し込む淡い月光が 石造りの神殿を白く照らし出している 広間に佇む青年 張りつめた空気の中 祭壇へ視線を向ける瞳は まるで水面のように光を反射し 不思議な青い色彩を放っていた