夢のキャンパス小説コンテストエントリー作品

先輩は、甘い。

恋愛(ピュア)

Menia/著
先輩は、甘い。
作品番号
1512177
最終更新
2018/07/22
総文字数
9,999
ページ数
16ページ
ステータス
完結
PV数
8,745
いいね数
0
「そろそろかな…、?」


暖かな春の陽気を浴びながら空港の入口にいれば、泣きそうな顔で立つ金髪の小さな男の子の姿が目に入った。


「Hello. Perhaps you get lost?
(もしかして迷子かな?)」


「Yes…」


「I see. Mom and Dad look like you?
(そっか。ママとパパは君に似てる?)」


「Well. Mama is the same blond as I am, but it says that her face is similar to her.
(えっと…ママは僕と同じ金髪だけど、顔はパパの方が似てるって言われるよ)」


「roger that. Wait a moment.
(了解。ちょっと待ってね)」


男の子にひと言残してから、私は行き交う人混みの中から男の子の家族を探す。


しばらくすると、金髪の女性と背の高い男性が
慌てた様子で向かってくるのが目に入った。


「Oh,your parents I found out.
(あ、ご両親見つかったよ)」


「Really?(ほんとっ?)」


「Yup. Hey, over there. Call me up.
(うん。ほら、あそこ。呼んであげて)」


私が促すと、
男の子は元気な声で両親を呼んだ────。


☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..


先輩、あなたがいなくなってから1年が経ちました


今の私を見たら、先輩はビックリするかな?


勉強し続けた英語は、学内でも褒められるほどに上手くなりましたよ。


先輩と出会ったあの日よりもずっと、
成長したんですよ。


だから早く、私に会いに来てください。


☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..

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