「みてみて唯翔!オレ、こんなに作れるようになった!」 朝から起こしに来てくれたかと思うと、テーブルの上にはたくさんの料理があった。 「へぇ…うまいな。」 そう言うと、すぐ顔が赤くなる。 「た、食べてみてっ?」 恥ずかしそうに言った絢都は俺の肩を掴み、イスに座らせた。 「…うん。美味しいよ。」 少し笑って言うと、絢都は嬉しそうに笑った。