猫の恩返し【B L】





「俺、お前のこと…忘れてんのかな。」




耳元で囁くと、ピクリと反応した。






「…無理に思い出さなくていいよ。」





涙声のような声で、アヤトは言った。







「…ごめんな。」







頭を撫でると、確かにアヤトの頬には光るものが見えた。