「…入んねえの?」 浴槽をじーっと見つめる猫に聞くと、ビクッとしたあと恐る恐る浴槽に足をつけた。 「う〜…」 口角が上がり、目尻が下がったのをみると…以外にも風呂が好きなのかもしれない、なんて思う。 「お前、名前は?」 「…絢都。」 「絢都、か。俺は唯翔。」 俺の名前を言った途端、目がパァっとキラキラ光った。 「唯翔…ゆいと…」 絢都は、何度も俺の名前を呼ぶ。