猫の恩返し【B L】





「…で、ほんとにアヤトくん?」




それに人間の姿のまま頷く絢都。





「唯翔は知ってたの?」






「…知ってた。」







「まさかそんなことがあるなんてね…」





寝起きの脳には…というか、普通信じられない話を何回も聞き返す潤。







「アヤトくん、ちょっときて?」






潤は絢都の手を引き、リビングから出ていった。