猫の恩返し【B L】




「……唯翔?!」




俺の腕の中にいる唯翔は本気で嫌そうな顔をしてた。





やっぱ夢の中みたいにうまくはいかないっすよねー…。






…じゃ、なくて!








「誰?!」





俺と唯翔を引き剥がそうとしてる白髪の男。







「絢都!はやく向こう行けって!」






慌てる唯翔と、必死に唯翔を引っ張る白髪の男。







よくみると、青眼と金眼のオッドアイだ。