絢都side 今日ひとつわかったことがある。 唯翔は、髪を触られると眠くなるってこと。 でもそんなことは、やっぱり幼なじみだからかよく知ってて。 「やっぱ寝たか…」 遡ること10分前。 ─── 「絢都、乾かすからこっち来い。」 手招きされて俺は唯翔の元へ走った。 そしてドライヤーで乾かされ、ソファに座っていた。