猫の恩返し【B L】




「わかったから早く入ってこい。」



渋々了承すると、急にルンルンで風呂場へ向かった。





そしてその後すぐ絢都が足元に来た。







「…」





何を考えてるかわからないけど、とりあえず機嫌悪そうなのはわかる。







「絢都、俺行ってくるからお利口さんに…」







“待ってろ”





そう言おうとした…が、絢都が猫の小さい手で俺の足に爪をかけた。