「おはよ…唯翔。」 「はよ。」 目を擦りながら寝室から出てきて、 「顔洗ってこい。」 そう言うと、やっぱりわかりやすく嫌な顔をするのはもう日常。 「朝飯、お前の好きな魚なんだけどな。」 そう言うと渋々洗面所に行った。 「おいしい。」 箸の使い方も慣れて、服の着方もなれた。 一つどうしても無理なのは、あついもの。