猫の恩返し【B L】





「唯翔〜…」




皿を洗っていると、後ろからふわっと抱きしめられた。





「どうしたんだ?絢都。」





皿洗いにひと段落つけて、手を拭いて絢都の頭を撫でた。






「オレも…」








「ん?」








よく聞こえなかった最後の言葉を聞き返した。









「オレも…唯翔と、ともだち?に……なりたい。」