仲良くなるのも時間がかからなかった




お互いのことを「達也」「侑香」と呼ぶようになって、異性友達として仲良くしていた




俺はもちろん彼氏彼女になりたかったから、ダメ元で告白したら




「わ、私も達也のこと、好きだよ」




と、まさかのOK





それからの毎日は本当に楽しかった




一緒に登校し、一緒にお昼を食べ、一緒に下校




彼女が隣で笑ってくれているだけで幸せだった





…でも、だんだん独占欲や嫉妬心が俺の楽しさを邪魔させた




俺だけと話してほしい、俺だけを見てほしい




そんなことを言ったらきっと嫌われて離れていくだろう




そう思ってずっと口にしないで過ごしていた