エレベーターで2階まで上がって

右に曲がったところで、ここだよ、と彼は足を止めた。


『助かりました。ありがとうございます。』

『なにか困ったことがあったらいつでも声掛けてね。』


私が頷くと、じゃあね、と私の頭に軽く触れて

その人は去っていった。