それだけ言うと美也子は、四次元ポケットから取り出すかのようにカバンからジュースを手に取った。

えぇ、最終的に投げつけて終わり?

納得いかない様子を表現するように、無造作に卵焼きを口にシュートした。

「今決めなくてもいいけどさ、なにか起こさなきゃいけないとあたしは思ってるよ~」

私の返事の代わりのように、校内中に音の悪いチャイムがタイミングよく鳴った。

昼休憩終了5分前のチャイムだ。

私達は急いで机に放置されている物をカバンに詰め込んで、教室へ走った。


実行するか決めるのは私...。
そんなの決めれるわけないじゃんか。