さらに瑠璃の後ろから登場し出す美也子。
一体どこに隠れていたのだろうと疑問を覚えるが、あえて触れないでおこう。
彼女もまた、一段と怖い笑みを浮かべている。

「た~し~かに~。
一緒に帰ることぐらい友達でもするもんね~」

「いや、でも私達は恋人同士だ、し?」

「黙らっしゃい!!」

ひぃぃえ!何この会話意味不明!
最後に至ってはどこの人って感じだよ!
見習いの妻が、姑に怒られる気持ちが伝わってくるよ。

2人は背を向けコソコソと何か話し合い、会話が終わったと思えば何か企んでいる顔をして私を見つめた。

え、何コレ、これどんな状況なの?

美也子は頬に手を添えて、静かにため息をつく。
まるで姑がダメダメな見習い妻を見るような感じで。

「ぶっちゃけ、どこまでいったんだっけ?
あんた達?」

「ふぁ!?とと、唐突!?」