彼氏が最近かまってくれないので、彼女反撃を開始します

「_ちゃんと体動かせ!!」

練習中、男バレの監督が何度も怒鳴っている声が聞こえた。

今日は調子が悪いのかな。

「監督こっわ」

「というより、なんかうるさいです」

「瑠璃ちゃん、それ本人に聞かれたらおしまいだね~」

女バレの監督はまだ来ていないから、今は自分達だけでやっている。
まぁ、こちらの監督はそこまで怖い人ではない、寧ろノリが良くて面白い分類に入る。
男バレの監督も、普段はそこまで怒鳴る人じゃないのだが、今日は違うらしい。

今行っているトス&アタック練習を再開し、トスを上げようとした。


「山田ぁ!!」


「ッ...!ともング!?」


私目掛けて飛んできたボールが、顔面にヒットする。

ヒリヒリと痛むのは今はどうでもいい。
それよりさっき向こうの監督が智樹の事を呼んで...。

すぐさま男バレの方へ目を向けると、智樹が監督へ頭を下げている所を嫌でも目にしてしまった。

その時、胸がズキリと傷んだ。