花瓶─狂気の恋─


先輩にされたってだけで気分がいい、気持ち良くなって、良い方向でドキドキする...
それに...反抗されてるからこそ母性が刺激される気がする...反抗期の先輩か〜....可愛いなぁ〜


そんな風に想われているとは知らない悠雅の気分は更に落ちていく。


「...忘れられないよ。千紗が不本意で消えたらと思うと、事前に防げた事があった。自分の意思があったのなら、何故その気持ちに気が付かなったのか...いずれにしろ千紗だけの責任じゃない。僕も....

挙句の果てに女子に暴行。本当に...どうしようもない人間だ....僕は...」


あぁ可愛くて可哀想な先輩...私があなたを支える。だから私も支えて?二人で支え合うの。絶対に上手くいくから...


真帆は今度は抱き着くのではなく、片手でそっと悠雅の足に添えた。


「私もすいません...そんな事言うつもりは無かったんです。ただ....先輩が心配で...」


「...僕が?」


「はい。私も千紗先輩が消えてしまったのは辛いし心配でしょうがないです。ですけど、そうやって自分を責めている先輩を見て...私、千紗先輩を追っ掛けて先輩が目の前から消えちゃうんじゃないかって思っちゃったんです。

それが怖くて...二人も私から消えると思うと....」


「...真帆ちゃん...」


「だから私は千紗先輩を待ち続けた方がいいと思ったんです。私にとって大事な先輩が二人もいなくなる方がもっと辛いし...