今思えば、悩みがあったから姿を消したのかな?なら、僕は何故それに気が付けなかったんだろ...」
悠雅は顔を膝で隠し、震えていた。そんな姿に真帆はキュンっとして、今まで我慢に我慢を重ねた事をした。千紗がいてからというもの、そのチャンスは何回か訪れていたが我慢していたこと。
真帆は悠雅の肩に寄り添い、抱きしめた。
悠雅の匂いが鼻を刺激し、そこから脳の方まで登り、真帆はトロ〜ンと顔がとろけていた。
あぁ〜凄い良い匂い...これが先輩の匂い....
あれ?これもしかして今繋がってる?心で絶対に繋がってるよね?ヤバっ!ニヤニヤが止まらないんだけど...
真帆はニヤニヤしながら、抱き締めながら背中を右手で撫でた。
「...先輩は何も悪くありません。自分を責めるような事をしないで下さい。自分が苦しいだけですよ?だから...今は忘れちゃった方が....」
「忘れれる訳ないだろ!!??」
悠雅は真帆の手を強く振り払って怒った。
真帆は振り払った悠雅をキョトンと見ていると、悠雅は我に返り目線を逸らした。
「ご、ごめん真帆ちゃん。本当に...」
悠雅は謝ったが、真帆は別にビックリしててキョトンとしていた訳では無い。真帆はときめいていた。
なんだろこの気持ち....こんな事されて本当はイラつく筈なのに...



