真帆はその顔を見てゾクゾクッと身体に電流が走った。
「....真帆...ちゃん。」
「す、す座り...ますね?」
真帆は抱き締めたい気持ちを必死に抑えて横に静かに座った。
悠雅と隣に座っている、悠雅と同じ時を過ごしているというだけで天国だった。
真帆がその至福の時間を堪能しているとゆっくりと悠雅は口を開いた。
「......あいつ、あぁ見えて結構臆病でさ。結構色んなことに心配になるやつなんだ。行動する時は大胆なのに、先の事を考えるとよく足を止めるんだ。」
「そうなんですか...私と居た時はそんなことは....」
「真帆ちゃんの前じゃあそんな姿見せたくなかったんだと思うよ。あいつ自身コンプレックスに感じてた部分だったから...
だから今頃あいつ、心臓バクバクしてるだろうな〜。だってこんなに皆に心配かけて....怒られちゃうって思って隠れているだけってならいいんだけどな...
そう思いたいんだけど、どうも思えなくて....いつも悪い方ばっかり考えちゃうんだ...」
「...私もです。千紗先輩には....凄いお世話になってて....無事な事を願っているんですけど...」
まぁ、無事に死体が海の藻屑になった事を祈ってるんですけどね〜。
「あいつとの付き合いは長かった...一緒にいる時間も多くて、千紗の事を第二の家族と思っていた...気軽に悩みを相談して、助け合える仲だったんだ。



