「....貴女が麻紀にイジメられた時、貴女は何で耐えれた?それは悠雅君への愛があったから。愛は人を強くする、それは貴女も実感しているはず。
だから、悠雅君が本当は耐えられたという事も貴女は知っているわよね?だけど、死んでしまった。つまりこの考えしかありえないのよ。」
「そ、そんな...」
真帆の手から包丁がスルリと抜け落ちる。包丁が床へ落ちるのと同時に、真帆の身体から力が抜けて座り込む。
「わ、私は....悠雅先輩のメッセージに気付けなかった...なんで気づけなかったの?私はなんて馬鹿で...」
「いいのよ....最終的に気付けたから良かったじゃない。貴女は確かに馬鹿だけれども、悠雅君への愛の美しさは誇っていいわ。
それじゃあやらなきゃいけないことがあるわね。」
「やらなきゃ...いけないこと....?」
真帆は涙声で雫に問いかける。それに対して雫は女神のように微笑んで優しく答えた。
「...貴女が死んで悠雅君を追いかけるのよ。」
「死ぬ....私が...でも...」
「まぁそうよね。ちょっと怖いよね...それじゃあ復唱してみましょうか。"私は悠雅先輩が大好き"」
雫の言動に意味がわからなかったが、真帆はただただ言われた通りに復唱した。



