「い、いや....そんなつもりじゃ」
「そんなつもりじゃなかったら何なんですか?貴方は確かに晶子の話より自分の時間を優先した。貴方のたかが知れてる時間の価値は、好きな人の事を話す時間よりずっと価値があると考えてるんですよね?
晶子は凄い子なんですよ?親族、学校の生徒や先生、近所の人に至るまで評判いいんですよ?そりゃあそうですよ。晶子は絵に書いたような人間の鏡ですもん。私の親友、私にとって大切な人。私だったらずっと話せれるけども、貴方はそうじゃないってことですよね。」
真帆は低いトーンで話しながら、泰河の頭を横から軽く叩く。本人はそんなに強く叩いたと思っていないが、叩かれた方は叫びたくなる程強烈な痛みが走った。
「あんたは晶子を馬鹿にしてる。私の親友を...たった一人の親友を。私の大切な人を侮辱してる。付き合ってる相手を侮辱するって...あんたは本当に晶子の事好きなの?好きなら時間を忘れる程会話に熱中しますよね?なんで出来ないんですか?晶子と付き合ったのは身体目的なんですか?...ねぇ...ネェ!ネェ!ネェ!ネェ!ネェ!コタエテヨ!!!」
真帆は先程より強く泰河を叩く。肉が潰れ骨が砕ける音が聞こえると同時に激痛が走り、泰河の意識が朦朧としていく。フラフラと揺れる頭で震える口で真帆に訴えるのが精一杯だった。
「や....やめ」



