「いいところですよ!いいところ!晶子の事が好きだから付き合ってるんですよね?晶子のどんなところが好きなのかって気になったんですよ。」
何を言ってるんだ?こんな状況でこんな事聞くか?普通....意味分からない...
日常のやり取りみたいな感じで真帆は聞いてきた。日常とは最も離れているこんな不気味な状況で聞いてきた事に泰河は混乱していた。
「....二人は無事なのか?教えてくれたら答える...」
「勿論!無事に決まってるじゃないですか〜。命を奪うなんて間違ってもしませんよ〜。じゃあ言ったんで、はい!どうぞ!」
真帆は何故かテンション高めで泰河に聞いてくる。泰河は頭が大して回らないまま、聞かれたことに素直に答えた。
「....第一印象は顔だった。凄い可愛いって思ってたから声をかけたら、中身も凄い良い奴だった。話してるこっちも楽しくなって、ずっと一緒にいたいと思った...」
「そうなんですよね!晶子は顔も良くて性格もいい!世界中探してもあんないい子いませんよね!晶子はもはや天使ですよね!!?」
なんなんだよ本当に....意図が全然見えない...口封じを後回しにして恋バナって神経おかしいんじゃねぇのか?
気を失う前、真帆の話を聞いた時から困惑しか感じていなかった泰河の心から怒りの感情が芽生えてきた。



