今までしてきた事を受け止めてつぐなって...また再スタートしよ?私も力になるから....ね?」
太陽の光より眩しくて温かい晶子の言葉に真帆はプルプルと身体の震えで答えた。晶子は道を間違えてしまった真帆が可哀想に思え、抱きしめてあげようとするが、直前で手が止まった。
それは真帆から聞こえてくる声が原因だった。
「....ふ...ふふ....うふふ....プッ....あははははははははははははは!!!」
静かな山の中で重い雰囲気が漂う中、それをかき消す笑い声。悠雅に見限られて絶望し、笑うしかないようなものではなかった。まるで面白い動画でツボに入ってしまったかのように、この状況を楽しんでいる笑いだった。
「先輩ぃ〜。とっても素敵です!普段見ることが出来ない怒った先輩が見れて嬉しい!もっと私を罵倒して!もっと私に冷たい目を向けて!もっと軽蔑して!その度に私は幸せです!
あ、今度は"おい"とか"お前"って呼んでもらってもいいですか?モノみたいに扱って貰った方が、先輩のモノになってるって実感が湧くんですよ〜。」
「な、何を言ってるんだ!頭おかしいんじゃないのか!?」
「頭がおかしい?私が?じゃあ原因は悠雅先輩ですね。私は先輩の魅力に溺れちゃったんです。先輩があまりにもカッコよくて優しくて素敵な方だから...先輩?責任取ってくださいね?」



