真帆達、新入部員には部活風景を撮るように顧問の先生から指示があった。先輩達の邪魔にならないように手持ちのスマホで作業風景を撮る。そして、自分がベストだと思う一枚を撮り、新入部員の中で競うとのこと。
まずはなんとなく撮るのではなく、考え狙って撮ることの楽しさを知ってもらいたいと先生は言っていた。
新入部員で本格的なカメラはすぐに用意は出来ないので、購入出来るまではスマホを使う。ただ、カメラを買わなければ、コンテストの出場もさせないらしいので困るらしい。
真帆達はバラバラに別れて、それぞれ活動を撮影していく。先輩達の邪魔、毛嫌いされそうな事をしないように注意しながら撮っていく。
だが、真帆にとってはどうでもいい事。
真帆は適当に活動を撮り、余った時間を全て悠雅の為に使った。
誰にも見えない所から、隙を見てスマホに次々に悠雅を撮る。
その一枚一枚が奇跡の一枚にも思える。奇跡の連続のような感覚だった。
だが、それだけではなく真帆はある事を気掛かりにしていた。
自分が一目惚れしてしまう悠雅、彼目当てで近付いてきた奴らだと思っていたが、そんな感じはなかった。
真帆は気のせいだったと心の中で決着をつけ、更なる奇跡を撮ろうとカメラを向けると悠雅がチラリと真帆を見て、近付いてきた。



