「さぁ....悠雅先輩に近付いた罰...受けよっか。でも、本当に痛いことはしないんだよ?だって矢内さんは私より下位とはいえ同類。私の新たな理解者が出来たと思って嬉しかったんだ〜。
私の先輩を奪おうとした女を殺した想像をしてみて?それはもうウットリして脳が馬鹿みたいになっちゃうから。」
耳元で死神が優しく囁く。命を刈りとる前の戯れ、助かりたいがためについつい共感してしまうケースも少なくない中、桃の内から反発心が燃え上がる。
「....そんな事ない。そんなの貴女だけ!貴女は異常だ!サイコパスだ!貴女に理解者なんかいるもんか!誰がどうみたって貴女は頭がイカれた女でしかない!!」
言ってしまった、腹いせに本来よりも酷い仕打ちをされてしまうと頭では思うが、何故かお腹の中の重りが消えたようにスッキリとしていた。
真帆は桃の精一杯の反撃を受けたが、全く心に響いてはいなかった。反撃に対する怒りが全くなかった。大して興味のないテレビで自分との意見が異なる口論者を見ているような感覚。否定されるのは百も承知だった。
「まぁそうだよね〜。本当の私に理解者がいるとしたら、共犯者か一線超えてる人だもん。貴女は超えてない、劣化品。だから理解されても正直困るんだよ...ね!」
スゥーー....



