嫌な予感がしてたまらない、桃は何もせずとも息が荒れてきた。冷静になろうとした頭は既にグシャグシャ、どうすればいいのかすら分からなくなっていた。
「....知りたくない?千紗の死に様と麻紀の有り様。二人とも傑作だわ。特に千紗、あの糞女の最後を聞いたら笑っちゃいますよ?」
その答えで桃は全てを理解し、そして悟る。
私は...殺されてしまう!
真帆に対する恐怖心が大きく膨れ上がり、後ろにいる雫の存在をすっかり忘れていた。
桃はすぐさま振り向いて逃げようとするが、雫が桃を取り押さえ、口に薬品漬けのハンカチを被せる。
意識が朦朧としている時、真帆の言葉が聞こえる。
「ありがとうね。馬鹿。」



