「時間切れ?何の?」
「それはすぐに分かるわ。詳しい日程は後で電話で教えてちょうだい。」
雫はそう言うとさっさと病室を出ていった。それから数十秒後、晶子がペットボトルを持って病室へ入ってきた。
「ごめん真帆....ちょっと色々な人に電話かけてたら遅れちゃった。お医者さんももうすぐくるからね。」
「うん、ありがとう晶子。」
晶子は真帆の感じから少し立ち直ったと思い、ホッと安堵の息を漏らした。
真帆は少しどころではなく完全に立ち直っていた。悠雅との恋はまだまだ終わっていないと分かり、それを邪魔する桃に対する殺意が膨れ上がる。
真帆の目には輝きと狂気が入り混じっていた。



