「だって、ねぇ?真帆って何も興味なしのクールな立ち位置だったじゃん?
だからさ...真帆とまさか恋バナが出来るとはね....私は嬉しくて嬉しくて...」
「何でそんなしみじみした感じになるのよ。親みたいな...」
真帆は静かに弁当を食べ続けるが、晶子はあれ以来口に運んでいかず、真帆との会話を楽しんでいた。
「それよりか誰よ?真帆の心を撃ち抜いた王子様は?教えてくれてもいいでしょ?」
「それはまだ言えないよ....ちゃんとその人に集中したいし、何より恥ずかしいし...」
「え〜いいじゃん〜別にぃ〜」
晶子はあからさまにがっかりし、弁当をバクバク食べ始めた。
「...晶子はさ、好きな人とか出来たことあるの?」
「ん?そりゃあ....あるよ?中学の時に一人だけだけど。まぁ、結局フラれちゃったし...」
「フラれたの?晶子が?」
「うん。告った時にはその人的に私は友達の立ち位置らしかったんだ。前までは好きでいてくれたらしいんだけど、私ってほら....オープンで結構話しちゃうでしょ?
だから、もう"大切な友達"の立ち位置に次第に固定されちゃったらしいよ。
付き合いたくて結構話し掛けたのに、それが仇になっちゃうとはね...上手くいくと思ったんだけどなぁ〜」



