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「どうなんだ?真帆ちゃん....」
真帆はつばを飲み込んだ後、フッとから笑いをした。
「私って本当に馬鹿ですよね...気付かれちゃいけないのに....言われてみればめちゃくちゃな事言ってたんですね....」
「真帆ちゃん....」
部屋の空気が一気に気まづい感じに変わっていく。悠雅は声をかけてやりたいが、何を言えばいいのか分からなかった。
自分が落ち込んでいた時に励ましてくれたのは真帆、恩返しをしたかったが出来ない自分に怒りが込み上げ、握った手がプルプルと震える。
真帆はその姿を見て、悠雅の内心を全て感じ取った。そして脳が真帆に指示をしている『ここが勝負。ここで行かなくては』と。
真帆はその指示に従い、震える悠雅の手を両手で包み込んだ。顔は下を向き、真帆がどんな表情をしているのか悠雅からは見えない状況だった。
「先輩...私、麻紀先輩達のイジメが凄く辛かった....何度も死にたいと思ったし、何度も....何度も逃げ出したいって思ってた。だけど、私はこうして生きてて結局逃げないで、麻紀先輩達の暴行を受けてたか....分かりますか?」
「...報復が怖かったのかい?それとも....知られたくなかった....?」



