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「はぁ?もっといいプラン?あるなら言ってみてよ。」
少し口調を荒らげながら真帆は電話口の雫に話す。それを雫は鼻歌を歌いながらご機嫌に喋った。
「真帆〜?人と人の繋がりが強まるってどんな時だと思う?」
「は?何言ってんの?意味わからないんだけど....」
「人はね...弱い生き物なのよ。どんなに強気な人でも、どんなに屈強な肉体と実力を持っている人でも、心の奥底では弱い心が眠っている。」
何が言いたいかさっぱりだったが、真帆は黙って雫の声に集中する。
「言ってしまえば、真帆の案は弱いのよ。貴女はそういう策だから、悠雅君が自分の事を想ってくれているなんて分かる。けれど、貴女がどれ程悠雅君の事を思っているのなんて、悠雅君が知るわけもない。
『この子はこれからも俺が守る!』ってなっても悠雅君の性格上、一方的なんじゃないかと思ってしまう。」
「じゃあどうすりゃあいいの?」
「弱みを握ることなのよ。私のプランでは、貴女のイジメは最後の最後まで悠雅君は気が付かない。悠雅君が悟ってしまったら思いっ切り突き放しなさい。そして世間に広まり、イジメが発覚した時彼は自分を責めるでしょう。『なんで気付けなかったのか』ってね。



