「...いや、無いよ。晶子ちゃんに聞いたんだ。最も、ここには来ないようにって言われてたんだ。真帆ちゃんに落ち着かせる時間を与えたいって。」
「晶子らしい....それを破る先輩って意地悪ですね。」
悠雅は真帆の冗談に笑った。だが、あくまでなんの感情もこもっていない空の笑いだった。
「真帆ちゃん....イジメの事...なんだけど。先生から個別に聞かされてさ....麻紀達が僕と仲良くしてる真帆ちゃんの姿に嫉妬していじめたって本当?」
悠雅の問いに真帆はゆっくりと頷いた。当たって欲しくないことを当たっていると告げられ、悠雅の顔が曇りだした。
「僕....真帆ちゃんに助けて貰ったのに今度は逆に真帆ちゃんを苦しめてんだね...」
「そんな事言わないで下さい。先輩が悪いことなんて何も無いです。
もし、私が嫉妬心でイジメられるって分かっていたら....先輩は私との関係を切るんですか?」
真帆の答えにくい質問に更に顔を曇らせる悠雅だが、覚悟を決めたのか真帆の目を見て話した。
「前もって知ってたら関係を切った。僕は切るよ。そして...それは真帆ちゃんも同じなんじゃないかな?」
「........え?」
「真帆ちゃん....一昨日僕に色々本音をぶつけてくれたよね。確かに聞いた時はショックだったし、関係はもう切れたって思ったんだ。



