不思議な感覚に襲われた。 つい最後まで喧嘩だ何だと 連んでた珀斗と庄司が この体育館にいる事が。 一匹狼だった真山が俺たちを見て 笑ってる事が不思議だった。 それでも確かな事は皆 本当でバスケをやってるって事だった。 本気だから。負けたくねぇから。 強くなりたいから努力を惜しまない。 そんな風に変わり始めた俺たちを 見ようともしないザビエルに いよいよ俺の怒りは頂点に達した。