車を走らせ、何度となく行った 公園へと向かった。 ここには沢山の思い出がある。 初めてデートした日も 花恋が弁当を作ってくれた日も 俺たちはここへ来た。 なんて、柄にもなく思い出巡りを してしまった。 バトミントンをしようと 言い出した花恋のワガママに 付き合い、いつかのように 強風の中バドミントンをした。 あの時よりも少しだけ長く続いたのは 俺が選んだ花恋の洋服のおかげだろう。 公園を出た俺たちは 昼飯を食いに行った。