愛に飢えたおばさんだろうと 世間知らずの金持ちだろうと そんな事は知ったこっちゃない。 俺のために金を使い 偽物の愛を求める人間なら 誰だっていい。 営業時間が終わった控室で 俺はホワイトボードを眺めた。 ダントツの売上一位。 当たり前だ。そう思うのに 何でそれを喜ばしい事だと 思えないのだろう。 オーナー「おお、遼。 まだ残ってたのか。」 遼「うん。」 オーナー「この調子だと今月も お前がNO.1で決まりだな。」